大手ギャラリー【体育:柔道選択】
本校では、体育の授業で「武道」として柔道を行っています。柔道選択者の授業の様子を紹介します。ある日の授業では、柔道の基本動作である受け身から始まり、徐々に難易度を上げて投げ技や固め技へと進んでいきました。
生徒たちは、全体で練習した後、ペアやグループに分かれて互いに教え合い、動画を見ながら自分の動きを振り返るなど、積極的に学習に取り組んでいました。特に、ICTを活用した動画分析は、生徒たちの学習意欲を高め、より深い理解へとつながったようです。
「精力善用(せいりょくぜんよう)」とは、柔道の創始者である嘉納治五郎が提唱した言葉で、「善を目的として精神・身体の力を最も効力あるように使用すること」を意味するそうです。自分の力を、相手をねじ伏せたり威圧したりするのではなく、世の中の役に立つために使おう、ということですね。
柔道は単なるスポーツではなく、人生のさまざまな場面で役立つ礼節や自己管理の精神を育むもので、本校の教育目標に通じる部分があります。この授業を通して、生徒たちが柔道の魅力を感じてくれることを願っています。