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2年生note【大学講義体験②未来の自分を見つけるヒントを探せ! 】

7月10日(水)、各学問分野の専門家による講義を通して、生徒たちは積極的に思考し、深い学びを得ることができました。講義のワークシートを見ると、それぞれの生徒が自分の考えや気づきを丁寧に書き留めていることがわかります。

生徒たちの感想の一部を共有いたします。

○家族看護学という言葉を初めて聞きました。患者さんだけでなく、周りの家族も含めて援助するという視野の広さが大切だと思いました。(中略)
視野を広くもって、様々な視点で考えたり行動したりできるようになりたいです。
○pH<5.6の雨が「酸性雨」!! 自然界の雨のpHは7.0ではない。pHが低くない酸性雨もある。ということがわかった。(中略)とてもおもしろかったです。環境問題のうち、酸性雨はあまり考えたことがなかったので詳しく知ることができて良かった。講義の中で難しい化学や数学の計算がたくさん出てきていたので、大学に入るまでに化学や数学をもっと頑張りたいと思いました。

○ナイチンゲールはたったの4カ月しか看護の勉強をしていないのに、近代看護の基礎を作り上げたと知って、どんな人なのだろうと興味を持ち、もっと知りたいと思った。看護はケアをするだけだと思っていたけれど、観察をして観察で終わることが一番だと知ることができました。人に関心をもつことが大切だとわかりました。
○子どもたちを笑顔にさせるためには保育者が笑顔になって楽しむことという内容が強く印象に残った。保育と造形の関係を知った。自分の個性を出し、どうやって作るのかを考えながら作るということは楽しそうだと思った。

○酵素はひも状ではなく、折りたたまれて立体として存在しているということが強く印象に残った。生物基礎で学んだ内容もふまえつつ、発展した内容について考えることができた。細胞内の成分の割合を見た時、その数値だけで図をイメージしてしまっていたけれど、実際にはそのイメージとはかけ離れていて、自分の得た情報だけで決めつけてしまわないようにしたいと感じた。全部を理解することはできなかったので、授業をより熱心に聞いたり、もっと本を読んだりして応用的な内容も理解できるようにしていきたい。

○純粋なシリコンに少し不純物を加えると電気が流れやすくなる、同じ材料を使っているだけで、半導体=集積回路ではないという説明が強く印象に残った。機械語、ムーアの法則(トランジスタの集積度は1年半で2倍)についてもっと知りたいと思った。
○私たちの感情は自然なものではなく、その地域の文化・宗教・歴史に深く関わり、支配されているかもしれないということ、差別の意識もそれに関係していることがわかり、印象に残りました。講義の中ではリトルマーメイドの映画に関する差別思考の問題について教わりました。…社会史や感情史など、すごく新鮮だったし、歴史の中であまりクローズアップされない民衆に視点をあてて、(中略)違う視点での世界史はとても面白そうだと感じました。

このような講義は進路選択に向けての大きな一歩となりました。今日得た知識と気づきを、日々の学習や将来の進路選択に生かしていってくれることを期待します。生徒たちの更なる成長が楽しみです。