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教頭note【初任者研修公開授業!挑戦的な学びの姿勢】

1月9日(木)、本校で初任者研修公開授業が実施されました。公開された1年生「歴史総合」の授業では、「冷戦と世界経済」をテーマに、資料の読み取りと考察を通じて、歴史的な事象を深く学び現在との繋がりを意識した内容が展開されました。ジグソー法やロイロノートを活用し、生徒たちはグループで協力しながら課題に取り組みました。

授業の中では、生徒たちが多様な資料をもとに「現代社会において、冷戦の影響はどのように残っているだろうか」「フルシチョフはなぜ、アメリカを訪問しようと思ったのだろうか」といった問いを考えました。資料には、担当教諭が長岡市立中央図書館で入手した1950年代の新聞記事やアメリカの歴史的背景を示すものが盛り込まれており、内容の濃さに戸惑いながらも、生徒同士で意見を出し合う姿が印象的でした。

また、授業後の振り返りでは、「自分の考えを根拠をもって表現するのが難しかった」「グループで話し合う時間が多くて良かった」「自分では思いつかなかった意見がたくさんあった」「もっと時間をかけて深掘りしたい」といった声が聞かれ、学びの奥深さを感じさせる内容となりました。

📚 参観者から寄せられた声
・「学びを楽しむ生徒の姿が印象的だった」
・「導入部分で取り上げたノーベル平和賞や被団協の話題が効果的だった」
・「対話を重視した授業構想が素晴らしい」
・「生徒一人ひとりに寄り添う教員の姿が見られた」
・「動画やICTを活用した教材の工夫が目を引いた」
・「教材研究の深さが伝わる授業内容だった」
・「進度も考えなければならないので、内容についての取捨選択が課題」

生徒と教員が共に作り上げた授業は、来校者の皆様にも高く評価されました。

今回の授業を通じて、生徒たちは資料を活用して自ら考え、他者と意見を共有する経験を得ました。この取り組みが、今後の学びにも大きく生かされることを期待しています。ご参観いただいた皆様、ありがとうございました。