教頭note【スキルアップ月間:いじめ対策職員研修会】
2月6日(火)に社会福祉士で本校のスクールカウンセラーである長田美智留さんを講師にお迎えし、いじめ対策職員研修会を実施しました。
2月は今年度の振り返りと次年度に向けたスキルアップのために、職員研修を3回予定しており、今回はその2回目となります。
「バイスティックの7原則」
長田SCは、バイスティックの7則を基にした2者関係の作り方を紹介しました。この法則はアメリカの社会福祉学者のフェリックス・ポール・バイスティックが提唱した相談援助技術の基本原則で、人間関係を築く上での基本的な指針となる内容でした。
長田SCが強調した3点をご紹介します💡
◯ 意図的な感情表出の原則
・相手の感情表現を「良い・悪い」で判断せず、自由に表現できる環境を作る
・ネガティブな感情も安心して話せる雰囲気づくりが重要
◯ 非審判的態度の原則
・支援者自身の価値観を押し付けない
・相手の意見をジャッジしない
◯ 自己決定の原則
・支援者は、相手に必要な情報提供や選択肢提示など主体的な判断を促す
・相手(相談者)が人生の主役であることを認識し、生活や問題解決における自己決定、意思決定を尊重する
講義では、具体的な事例、グループワークを交えながら、いじめの原因やその対処法について深く掘り下げられ、職員がいじめ問題に対処するための有益な時間となりました。
生徒が安心して学校生活を送ることができる学習環境を築くために、さまざまな研修会をとおして職員のスキルアップを図ります。いじめを見逃さない、いじめが起きたら徹底していじめられた生徒を守る体制を引き続き整えてまいります。