生物部３年の 佐藤美羽です。生物部の「寺泊海岸清掃ボランティア」活動について報告します！5月25日（土）10時00分～11時30分まで、寺泊の大和田海岸で海岸清掃を実施しました。

恒例の寺泊海岸清掃でしたが、清掃活動の中でも特にゴミが多く見られました。活動時間は約1時間15分でしたが、用意したゴミ袋を全て使い切るほどの大量のゴミを拾いました。

今回は、韓国語で書かれているライターや中国語で書かれている洗剤など、外国製品が多く流れ着いているのが目立ちました。また、「IMMERSION SUIT」（浸水保温服）と書かれた看板も漂着しており、これは中国から流れてきたものであると考えられます。

他にも、片方だけの靴が5足見つかり、大きいサイズから子供用の靴まで様々でした。その中にはサンダルやスリッパも含まれ、一足には貝が生えていたため、遠く外国から流れ着いたことが分かりました。また、植物の栽培用ポリポットが多く見られ、本来庭などで使用するものが海に流れ着いていることに驚きました。これはきっと川から流されてきたのでしょう。

さらに、漁業で使われたと思われる赤色の小さいえさカゴや漁網、アナゴ筒のふたや発泡スチロールも多く拾いました。海岸に漂着したゴミは、単なるゴミではありません。そこには、私たちの生活や社会、そして地球環境に関する様々なメッセージが込められています。

今回の清掃活動には、生物部以外の参加者も募り、多くの人と一緒に活動することができました。これからも海岸清掃を通じて、ゴミ問題の現状を深く知ってもらいたいと感じました。また、大和田海岸の景観改善や海洋の生態系保全に少しでも貢献できれば幸いです。