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大手ギャラリー【「みんなが楽しく過ごせる学校」を目指して――新潟県教育の日記念イベント参加報告】

11月16日(土)、新潟市中央区のメディアシップ2F 日報ホールにて「新潟県教育の日」記念イベントが開催されました。

本イベントでは、急速に変化する学校教育を取り巻く環境や価値観の中で、子どもたちにとって学校を「成長するための大切な居場所」とするために、教師・保護者・地域社会がどのような役割を果たせるかについて共有されました。

リハーサル前の鈴木悠平さんと会場の様子です

イベントは会場とオンラインのハイブリッド形式で実施され、会場では約230名、オンラインでは150名の方々が参加したそうです。本校2年生の鈴木悠平さんは、第2部の「こどもディスカッション」に参加し、他校の中高生6人と共に「みんなが楽しく過ごせる学校とは?」をテーマに50分間議論を交わしました。また、グラフィックレコーディングが用いられ、議論の要点が可視化される工夫も施されました。

鈴木さんをはじめ約230名の参加者を前にしても堂々と自分の考えを述べる中高生の姿は、会場の大人たちにも深い印象を残しました。

ディスカッションでは以下ようなの意見が出され、50分という時間があっという間でした。

・やりたいことに挑戦しやすい環境を作ること。
・お互いを理解し、尊重し合うこと。
・答えのない問いについて議論する時間の大切さ。
・自分の心に正直でいられる場所であること。
・学校関係者が、一人ひとりの学校への向き合い方が異なることを理解すること。
・不登校をネガティブに捉えず、多様な考え方を認めること。

リハーサルの様子です

鈴木悠平さんは、議論の中で「グループワークなど、学校でしかできない人との関わりを通じた学びを重視してほしい」と述べ、学校という場の特別な価値に注目しました。さらに、生徒同士がコミュニケーションを深め、互いの考えを共有することで新しい発見が生まれる学びの大切さを強調しました。

発言には、自身の体験をもとにした具体的な提案が含まれており、真剣に未来の学校像を描く意志が感じられました。

鈴木さんは、工藤勇一氏の基調講演とディスカッションを通じて多くの刺激を受けたと語り、参加者にとっても学校をより良い場にするための新たな視点を得る貴重な機会となりました。これからも、生徒の声を活かした学校づくりを進めてまいります。