大手ギャラリー【💡宿題でつながる物理の授業💡】
物理の授業で、斜方投射(斜めに投げられた物体の運動)を扱ったときのことです❗️この日の授業は、それまでの授業とは一風変わったスタイルでした❗️生徒たちは宿題として事前課題を出されていて、ロイロノートで回答を送った状態で授業に臨んでいます(宿題といっても10~15分ぐらいで終わる量だそうです)📚
まず、「放物線を描くにはどんな加速度が必要か」という事前課題の回答をロイロノートで共有しました。この問題は4択になっていて、生徒たちは
赤:向き,大きさがどちらも一定の加速度🟥
青:向きが変化する,大きさ一定の加速度🟦
黄:向きが一定で,大きさが変化する加速度🟨
緑:向きも大きさも変化する加速度🟩
と、色分けされたカードで回答をしています。
生徒たちはグループで議論をして、投げられた物体がもつ加速度がどのようなものか考えていきます。数分後、オリジナルのシミュレーターを操作して、横方向の加速度が「0」で、縦方向の加速度が「一定」の値のときに、斜めに投げられた物体の軌道を表現できることを確認しました😊
※本文中の下線部をタップしてシュミレーターをご覧ください。
続いて扱った、事前課題の2問目は「地面から斜めに投げられた物体の飛距離を決める要因は、投げ出す角度の他に何があるか」です📐
この問題は式を使った軌道の計算をグループで行って、答えを確認しました💻
そして事前課題の3問目は「地面から同じ速さで小球を、30°,45°,60°の角度で打ち出すときの飛距離の大小関係はどうなっているか?」でした📐
グループの議論の後で、PhETというサイトのシミュレーションを使って確認します✏️
※本文中の下線部をタップしてください。
シミュレーションでとりあえず事前課題の答えは分かったので、次回の授業でそうなる理由を考えていくようです💡
この授業は、各自が事前に課題に取り組み、その答えを持ち寄ってグループで話し合って理解を深めていく、ジャストインタイムティーチング(JiTT)という形式の授業だったそうです✨
担当教員もこの形式の授業は初めてだったようですが、生徒たちは事前課題で考えた経験をもとに意見交換することで、より主体的になっていたようです✨議論を通して「なるほど!」という声が教室中に響きました‼️
このような活発な議論が生まれる授業は、教員にとっても大きな喜びです。JiTT方式の授業は、知識を詰め込むだけでなく、自ら考え、意見を交換する貴重な機会となったようです。議論を通して、深い理解へと繋がる「気づき」が生まれた授業でした。